「考える技術・書く技術」感想

「文章術」本を読んだよシリーズで今回取り上げるのは、「新版 考える技術・書く技術」(バーバラ・ミント)。私は「ロジカルシンキング」の何たるか(誰が提唱し、どう広められ、定着してきた言葉なのか?)をちゃんと理解できている自信がありませんが、本書はコンサルタントおよびビジネス文書作成に携わる多くの人のための、考え方のルーツが書かれたものだと認識しています。

この本は確かに難しい

Amazonを見ると、本書を「難しい」というレビューがとても多いです。これはおそらく、それだけ本書に「挑む」人が多いことの証拠でしょう。と同時に、本書はマジ難しいですね。

本文がハイペースかつ高密度なので、非常に脳の頑張りを要求します。図解や例文が随所に付いた丁寧な編集がなされ、おそらくは「わかりやすさ」への配慮がけっこう行われているのだけど、コンサルの実務向けというレベルを妥協していないためか、例文がガチすぎて、例文を読むだけで疲れる(笑)。たらっと通読しただけでは、ぜんぜん分かった気になれませんでした。

おそらく本書は、日々実務にあたりながら少しずつ、繰り返し読むことで、徐々に理解が深まり血肉になっていくタイプの本ではないかなと思います。今どきの編集・デザイン技術によって「わかりやすさ」重視で作り込まれた本と、20世紀の本では素材の煮込み方が全然違う(硬い!)。

私が読んでいて、実務で日々取り組む第1部「書く技術」はけっこう理解できた感覚がありました。が、第2部「考える技術」は数ページ読むごとに疲れて手が止まりました。第3部「問題解決の技術」はボリュームが少な目だし前2部を前提に読めばそこまで難しくはないかなという感触。いずれにしても、読んで実践してまた読んで考える、というサイクルが必要なのかなと感じます。

あえて真正面から本書に挑まず、本書を部分的に取り出して噛み砕いたような本を見ながら、練習していくのもありかもしれません。具体的にどの本…というのは今のところ探していないので挙げられませんが。